容積率について

ここ最近は下落傾向にありますが、根本的に東京の地価は高いです。なぜ高いのでしょうか？実際、土地がないわけではありません。使わせていないだけです。

実は横浜市の実際の平均容積利用率はパリの半分以下です。容積を今の倍に引き上げる（特に容積率を上げなくても未利用を促進させる）だけで、地価は大きく下げられ快適な住宅が手に入ります。恐らく都市機能も向上します。容積率の制限は都市への人口集中でインフラ整備に負担がかかることが要因でしたが、今や状況は大きく異なっています。すでに整備したインフラさえ低利用が目立っています。

また、旧耐震のマンションも100万戸時代を迎えようとしています。建て替えには容積率のボーナスなど魅力的な策を提供するのが一番ではないでしょうか。地価を下げ、郊外には良質な一戸建てを整備し、1戸平均の土地は欧米のように200坪以上を目指すべきだと思います。

都心の地価を安くすればおのずと郊外の土地も安くなります。地価を安くする観点でなく快適さを向上させれば、地価は下がらないと思われます。都市部の人口増加はエネルギー効率が向上し温暖化防止にもつながります。都市内の移動は自転車でも可能となると思います。例えば、韓国では温暖化対策に大規模な自転車道を建設するプランがあるそうです。日本も見習うべきでしょう。都市機能の集中は、生産性向上に大いに寄与するので「必要」と言えるのではないでしょうか。


（注）「容積率」とは
容積率とは敷地面積に対する建物の延床面積の割合のこと。つまり、その敷地に対してどれくらいの規模(床面積)の建物が建てられるか、という割合になります。


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